ガット・ライフ 〜肚(ハラ)中心の生活を送るために、肚を育む実践プログラム〜
OVERVIEW
ガット・ライフ(全5回シリーズ) 〜肚(ハラ)中心の生活を送るために、肚を育む実践プログラム〜
ガットライフ − それは、肚に意識を向け、肚を中心とした生活を営むこと。
自己の命が望む人生を歩むために、肚(ハラ)とつながるプラクティスです。
「肚は善悪を超えている。」と、贄川さんは言います。
頭は分別をする。常に分別で判断しています。
「肚には、善悪や二元的なことを超えて全てを受け止めるだけの器がある。いい悪いを抜きにして、まず事実を受け止める。」
それが、『肚が座っている』という表現の意味するところかもしれません。肚が座っていると、急に感情的にならずに、一度肚に収めて、より深いところでの決断をできることも可能となります
肚の可能性に気づき、肚とつながることで、自己の命が本当に望む方向へ導かれやすくなります。
詳しくは、贄川さんからのビデオメッセージをご覧ください。
映像の中でもお伝えしておりますが、肚を中心とした生活を実現するためには、習慣化することが大切です。
これまで3回にわたってご提供してきた『ガットウィズダム』では、肚に気づき、肚を育み、肚の叡智に耳を傾ける、ということで講義とエクササイズから成るプログラムをご提供しました。体を通して体験することで、自分自身の捉え方や日常生活での気づきがあったと思います。
今回の5回にわたる『ガットライフ』では、理論的背景と共に、活性化するためのエクササイズを提供いたします。
『ガットウィズダム』ではカバーしきれなかった、より深い部分を探求していきます。但し、『ガットウィズダム』では、本質的なことをお伝えしていますので、『ガットウィズダム』を通じて、基本的な部分から理解することが可能となります。
講師の贄川治樹さんは、身体心理療法(ボディサイコセラピー)であり、セロトニン道場(脳内の伝達物質であるセロトニンを、自分の力で活性化するための道場)や、母子関係の研究、さらには元ドラマーの経験を活かしたリズムセラピー(音楽的要素だけではないコミュニケーション力を培う)を提供しながら、ご自身は新潟の豪雪地帯に住み、農作業を行いながら、肚の叡智を体感しておられます。
そんな贄川さんのリアルな体験を源泉とした講義と実践を受けることで、これまでとは異なる気づきや可能性がもたらされることと思います。講義は2週間に1回の頻度で進めて参ります。学んだことを日常の中で実践し、感じ、その感覚をもって次のエクササイズを学べる、心地良いリズムを意識して構成しております。
『ガット・ライフ』とは
社会的な地位や会社における評価やキャリア、組織における役割責任、金銭的な自由の獲得など、外的価値を獲得することで自己実現しようと自己鍛錬し、高みを目指してきたけれど、どこか満たされない、腹の辺りに何か空虚感を覚える・・・といった感覚を味わったことはありませんか?
人間、特に日本人は、昔から、肚(ハラ)から根源的なメッセージを受け取り、判断し、行動し、人生を歩んできました。
しかし、西洋からの論理的思考や科学的な客観的視点という「近代的自我」を取り入れる中で、頭脳思考中心となり、エネルギーが身体の上方に偏り、元来日本人にとって大切であったミゾオチから下の身体知が忘れ去られつつあります。それは、自己が本当に望んでいる思いを掴むこと、つまり直感的な判断軸が揺らいでしまっているとも言えます。
そこで今回は、元ドラマーであり心理療法家で、豪雪地帯にて日本の伝統的な農的暮らしを歩みながら、肚(ハラ)とつながって生きる重要性を伝えている贄川治樹氏から、その叡智を伝授いただきます。
どっしりと腰を据えて、肚とつながり、自分の命が望む人生を歩み始めませんか?
社会で一生懸命に頑張られている皆さんに、特にご参加いただきたい内容です。ぜひご参加ください!
ダイジェスト映像:
【本講座の特徴】
国連NGO 世界心理療法協議会の公認心理療法家で、心理療法家として経営者からアーティストまで様々な心理療法の臨床の専門家として活躍され、心理療法の専門家として知られる贄川先生は、海外の先生から学ぶ期間が長かったため、ある時から、日本人のアイデンティティを模索し始めました。現在は、新潟県の豪雪地帯に住み、農的暮らしの実践の中から、大地と繋がり、肚を据えて生活されています。かつてはプロドラマーとして活躍されていた経験から、リズムを通じて肚とつながることを深く身体で知覚されています。そんな贄川先生の講座では、頭で得る知識のみでなく、身体を使って感じる、つながる、学ぶことを通じて、身体に眠っている洞察を見出すことができるようになります。
【講師プロフィール】
農民•心理療法家
贄川治樹(にえかわ・はるき)/ Haruki Niyekawa
国連NGO The World Council for Psychotherapy(世界心理療法協議会)正会員・公認心理療法家、ヨーロッパ身体心理療法協会(EABP)正会員、BIOSYNTHESIS 公認身体心理療法家、EABP認定校 BIPS(BIO Integral Psychotherapy School)ディレクター、越後奥寂庵庵主、リズムセラピー研究所代表、セロトニンDojo師範
贄川治樹氏からのメッセージ
【日本人のアイデンティティ】
昔の日本人は、「汝は何処に居るか?」と尋ねられたなら、「肚(はら)」を指したものです。肚は生命の源であり、自己の中心であり、在り方と深い関わりがある場所であり、野性を呼び覚ます場所であり、力強さの源泉であり、自我の思考を超えた直感や洞察を生み出す場所と言えるのです。
特に、現在のような先の見えない困難な時代を生き抜くためには、自己一致した状態、「本物」になる必要があります。自分自身で在ることです。社会的な地位、役職などの自我レベルのアイデンティティーだけではなく、実存レベルでの自己の在り方が問われるようになるので、そのためには、外界からの刺激を遮断し、腰を据え、肚を据え、肚に意識を向けるのです。肚と繋がることができれば、心の故郷に還ってきた感覚が訪れることでしょう。そして、自分の奥底で何を望んでいるか、何を大切に感じているかが、肚の奥底から湧き上がってくることでしょう。
頭での考えは、現実原則に則ります。その時々の状況に対して何が相応しいかを考えるのは、自我の役割です。それも現実に適応していくためには必要不可欠ですが、肚の奥底から湧き上がってくる、自分の命、魂が震撼するような力強さをともなった直感や洞察がなければ、ブレやすく、根無し草になりやすいのです。
自分の命、自分の人生を歩むためには、どっしり腰を据えて、肚とつながる必要があります。
現代社会では、多くの情報を見聞きし、流れも速く、日々、やることに追われています。それに対応するために、頭をフル回転させています。このセミナー期間中は、頭を少し休めて、肚に意識を向けてみませんか?
【背景】
私たちは、明治維新以降、西洋に追いつき追い越せと、富国強兵、文明開化という形で西洋文明を必死に取り入れてきました。そのなかで、論理的思考や科学的な客観的視点という「近代的自我」をも取り入れてきたのです。「お国のため」、「家のため」という封建的な社会が崩壊し、おかげで私たちは、個人としての自由と可能性を手に入れることができました。個人が尊重され、平等に扱われ、自分の意志に従って自由に生きることができる権利が、憲法によって守られている現代社会は、歴史を振り返ってみるとなんと恵まれていることでしょう。「近代的自我」そのものは、意識に光を当てていく人間の進化にとって必要なものでした。
しかしながら、「近代的自我」をあまりにも早急に取り入れようとした結果、元来、日本人にとって大切なものまでをも、「科学的でない」ということで、徐々に排除してきたように思うのです。その大切なものが全て失われた訳ではなく、現代に生きる私たちの中にも脈々と流れていることも、人々の立ち居振る舞いを観ていて感じますが、それと同時に、多くの人が根無し草になっているようにも見えます。
前近代的な時代に戻ろうと言っているのではありません。日本人にとっての大切なものに意識を向け、取り戻していくことにより、初めて、日本人としての在り方と、西洋からの「近代的自我」を統合することができると思うのです。
※補足:贄川先生は心理療法家ですが、オンラインセミナーでは心理療法を行う訳ではなく、潜在的な力や叡智に焦点を当て、ポジティブな方向にガイドされます。腹部に意識を向けることによって、抑圧された未完了の感情や記憶が浮上する可能性もあります。必要なことは自ずと起きてきますから、それは良いことです。肚と繋がる過程において大切なことであり、自己成長に向かう一歩になります。
なお、本セミナーはカウンセリングではありません。必要であれば別枠で個人セッションのご提供もされています。カウンセリングやセラピー、心療内科などにかかられている方は、参加を検討する際に主治医やカウンセラーにご相談ください。
こんな方におすすめ
- 何かの判断を迫られた時に、自分の判断軸が揺らぎ、決断が容易でない方
- 自分が何のために存在し、何のために生きているのかわからないと時々思う方
- 生命ある限り、思いっきりその火を燃やしたいと思っている方
- 自分に正直でありたい方
- 腹のあたりに何かモヤモヤ感を感じている方
- 腰を据えて人生を見つめ直したいと思っている方
期待できる効果
- 現代のような困難な時代を生き抜くための自己一致した状態、「本物」の力を見出すことができる
- 肚の奥底から湧き上がってくる、自分の命、魂が震撼するような力強さをともなった直感や洞察を取り戻せる
- 自分の命、自分の人生を歩むために、どっしり腰を据えて、肚とつながることができる
FACILITATOR
農民•心理療法家
贄川治樹(にえかわ・はるき)
Haruki Niyekawa
国連NGO The World Council for Psychotherapy(世界心理療法協議会)正会員・公認心理療法家、ヨーロッパ身体心理療法協会(EABP)正会員、BIOSYNTHESIS 公認身体心理療法家、EABP認定校 BIPS(BIO Integral Psychotherapy School)ディレクター、越後奥寂庵庵主、リズムセラピー研究所代表、セロトニンDojo師範
OUTLINE
開催日時・場所:
<第1回>
日時:10月23日(金)19:00-21:30
テーマ:安心安全な環境を築く 〜心身にとって安心できる、自分だけの聖なる場を作る〜
肚は、心身ともに安心してくつろいだ時に育まれます。環境を整えることは、このような刺激の多い現代社会において、肚中心の生活を送るために大変重要な要素となります。単なる物質的な環境だけではなく、世間体や一般常識、善悪の判断、周囲の目からも自由になる、あるがままの自分で在るための聖なる場を作りましょう。肚中心の生活を送るために、まずは場を整えます。
<第2回>
日時:11月6日(金)19:00-21:30
テーマ:いのちの脈動を大切にする 〜地球の脈動に同調して、呼吸を肚から全身に拡げる〜
私たち人間は自然の一部です。自然と切り離されれば切り離されるほど、生き残るために自我肥大を起こし、自然を感じれば感じるほど、個が溶けて自然に溶け入ります。そうなって初めて私たちは、肚に還ってきます。今回は身体心理療法(ボディサイコセラピー)のエクササイズのなかで、呼吸を肚から全身に拡げるエクササイズを行い、いのちの脈動を感じていきます。
<第3回>
日時:11月20日(金)19:00-21:30
テーマ:肚に居る自分に出逢う 〜自分の深淵に光を当て、そこに居る自分を感じてみる〜
私たちは現実に適応するために、母親、父親、妻、夫、上司、部下などの社会的役割を身にまといます。そして、身にまとった役割に相応しくない「心の領域」を、人に見せないように隠そうとします。社会生活を営むためには、自分自身をコントロールすることは大切ですが、隠した「心の領域」を無意識に追いやり、無かったことにしてしまうと、自分の存在が希薄になるという弊害が生じてしまいます。なぜなら、隠した「心の領域」も自分の一部だからです。肚は無意識と関係が深いので、今回は肚に居る自分自身に光を当てていきます。そこには、潜在的な力を持った自分が居るかも知れませんし、弱く、傷つき、防衛的になっている自分が居るかも知れません。どんな自分と出逢うとしても、その自分はずっとあなたに目を向けて貰うことを、長い間待っていたのです。愛情を持って出逢っていきましょう。
<第4回>
日時:12月4日(金)19:00-21:30
テーマ:人間関係に肚の力を活かす 〜「みんなちがって、みんないい」という成熟した関係性を育む〜
私たちは、肚の力があってはじめて、他者に対する発言力を得ることができます。どんなに言葉の意味としては素晴らしくても、その言葉に肚からの力が乗っていなければ、人の心を動かすことはできません。肚の力があれば、ハートを開いて相手とつながりながらも、自分の気持ちや意見を伝えることができます。「みんなちがって、みんないい」という成熟した関係性を育むことができるのです。その可能性をエクササイズを通して探っていきます。
<第5回>
日時:12月18日(金)19:00-21:30
テーマ:日本人にとっての「気配」を感じ、察する能力を取り戻す 〜今この瞬間の身体感覚を研ぎ澄ます〜
私たちは、外界から刺激が入ってきてから大脳皮質で認知するよりも速く、身体が反応することが分かっています。そのことから、如何に非言語ミュニケーションが大切かが分かります。しかしながら現代社会では、頭で状況を理解し、判断しようとする傾向が強いのです。もともと私たちに具わっている、気配を感じ察する能力を取り戻していきましょう。その感覚を取り戻せば取り戻すほど、「いまここ」に居ることができるようになります。この能力を発揮できれば、思考は鎮まり、肚につながりやすくなるのです。
【概要】
会場:オンライン(Zoom)
日程:2020年10月23日, 11月6日, 11月20日, 12月4日, 12月18日(隔週金曜日)
時間:19:00-21:30
受講料:
・オンライン参加(アーカイブ動画含む)¥7,000円 / 回(税込) ※講座後1週間以内にアーカイブ動画をご案内します。
・アーカイブ購入 ¥6,000/ 回(税込) ※オンライン講座開催後1週間以内にアーカイブ動画をご案内します。
・全5回セット割(オンライン参加 + アーカイブ動画含む)¥30,000(税込)
【当日の注意事項】
・楽な服装でご参加ください。
・できるだけ身体を動かせる空間(ヨガマット1枚分以上)を確保してください。
・声が出せる環境が望ましいですが、無理であれば大丈夫です。
・プログラム開始2時間前までに食事を済ませておいてください。 ※必要な備品:画用紙(10枚ほど)とクレヨン(最低10色)相当のものをご用意ください。
※補足:贄川先生は心理療法家ですが、オンラインセミナーでは心理療法を行う訳ではなく、潜在的な力や叡智に焦点を当て、ポジティブな方向にガイドされます。腹部に意識を向けることによって、抑圧された未完了の感情や記憶が浮上する可能性もあります。必要なことは自ずと起きてきますから、それは良いことです。肚と繋がる過程において大切なことであり、自己成長に向かう一歩になります。
なお、本セミナーはカウンセリングではありません。必要であれば別枠で個人セッションのご提供もされています。カウンセリングやセラピー、心療内科などにかかられている方は、参加を検討する際に主治医やカウンセラーにご相談ください。
料金:
- オンライン参加(アーカイブ動画含む)¥7,000円 / 回(税込)
※講座後1週間以内にアーカイブ動画をご案内します。 - アーカイブ購入 ¥6,000/ 回(税込)
※オンライン講座開催後1週間以内にアーカイブ動画をご案内します。 - 全5回セット割(オンライン参加 + アーカイブ動画含む)¥30,000(税込)
お申し込み・お問い合わせ:
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